あべのとうふは、3代目私達夫婦の祖父母にあたる初代が昭和29年に創業しました。
祖父母や父母が日常的に話すとうふづくりに関する昔話が好きでした。
昔から、とうふ屋といえば早起きと知られています。
今は、仕事はじめのボイラーの点火はボタン一つですが、昔はその点火に30分以上かかっていたそうです。それに加え、ここ新庄は豪雪地帯。冬は点火のためにボイラーの前で毛布にくるまって点火するまで待って作業を始めたとの事。
今では当たり前のパック詰めのような包装資材もなく、保冷の設備も整ってない時代。
その日に作ってその日に売るにはやっぱり3時、4時に起きないと間に合わなかったわけです。

初代である祖父は厳しいけれど、周囲の人々にとても頼りにされよく友人や親戚の人達が、色々なことを相談しに来ていた記憶があります。
仕事に関しては、とにかく研究熱心。真面目で頑固でありましたが、新しいものを取り入れる柔軟性がありました。
それは、とうふの味についてはもちろん、作り方(設備)にしてもそうでした。
おいしく作れる情報を常に求めていて、祖父が聞いてきては祖父母2人で試行錯誤を繰り返したそうです。
そんな祖父母の姿勢を、父母が受け継ぎ、私達へと受け継がれ今のあべのとうふの味になっています。

会社概要

  • 社名有限会社阿部食品
  • 代表者代表取締役 阿部 真
  • 所在地山形県新庄市若葉町8-25
  • 連絡先TEL 0233-22-0844 / FAX 0233-22-7942
  • 資本金700万円
  • 創業昭和29年12月

アクセス

新庄駅から徒歩4分、車で2分の駅前の中心街にある創業60年の老舗の豆腐店です。
格子飾りの板壁と昔ながらの看板が目印です。店舗での販売も行っておりますので、従業員一同ご来店を心よりお待ちしております。
営業時間 AM 8:00~PM 5:00 (不定休)